診療室よりこんにちは

今年のゴールデンウィークは大型連休にならないと嘆いていたのも束の間、梅雨も含めて季節は夏に向かっていますが、みなさんいかがお過ごしですか。今月の歯科だよりは金澤が書かせて頂きます。

6月に入ったばかりですので、梅雨らしい雨にはまだ降られていませんが、この時期は蛍の季節でもあります。日本ではゲンジボタルが親しまれていますが、日本国内だけでも約40種類が知られています。熱帯を主な分布域としているので、本土より南西諸島により多くの種があります。蛍の幼虫たちは冬から春の気温に成長が大きく左右されるそうで、今年は寒の戻りが多かった関東から東北地方では成長が遅く、この地方の蛍たちは比較的気温が安定していたために例年よりやや早く、5月下旬から6月上旬にピークを迎えるようです。

梅雨の晴れ間、自然の闇の中で蛍の観賞なんて風流ですが、「蛍二十日に蝉三日」のたとえにありますように、成虫期間は約1~2週間といわれています。しかしながら私は幼少の頃(昭和40年代後半)、父親の実家(岐阜県白川町)で無数に飛び交う蛍を見て、余りの数に恐ろしくなってしまい、号泣し父母を困らせた苦い思い出があります。

今では無数に見えることは難しいですし、本格的な梅雨はこれからですが、少しでも楽しいことをみつけて心も体も元気に過ごし、暑い夏に備えていきたいものですね。